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経済評論家・三橋貴明さんについて

こんにちは。

 

前回の記事から3か月程が経ってしまい、明けましておめでとうをいうどころかひな祭りさえ過ぎてしまい、東日本大震災から6年と1日が過ぎた2017年3月12日です。

本来の「週1は更新する!」と掲げた目標からは程遠いですが、めげずに記事を書いていきたいと思います。

 

今回は、僕にとっては大きな影響を与えた、ある経済評論家さんをご紹介したいと思います。

知っている方、全然知らない方別れると思いますが、ブログのタイトル通り三橋貴明さんです。

この方、実は月に1~2回!というすさまじいペースで本を書いています。更に、blogも必ず毎日更新しているので(勿論無料です)、三橋さんの考えに触れられる機会は日本のどの経済評論家よりも多いのではないかと思っています。

三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

 

僕が三橋貴明さんの活動と出会ったのは、2011年の9月頃。当時は3.11の地震から半年程の時期、原発事故の事もあり国内のマスコミの報道・或いはネットの世論も日本の将来に悲観的な意見があふれていました(正確に言うと、従来からの「日本ダメ論」をを引きずっていただけとも言えます)。そんな時、当時大学生だった私は、自動車教習所の帰り道に立ち寄った本屋で、三橋貴明さんの1冊の本と出会いました。

世界でいちばん!日本経済の実力

何故この本を手に取ろうとしたのかはハッキリとはおぼえていませんが、「世界でいちばん!日本経済の実力」というタイトルに魅かれたのだと思います。当時は(今出もそうですが、)経済評論本というと、日本経済に対する悲観的な意見を述べた本ばかりならべたなか、異彩を放つタイトルに感じました。そして、その場で数十ページほど立ち読みし、「え、日本の財政って全然大丈夫だったの・・・!?」等と衝撃を受け、思わず購入をしました。その後2011年内までで三橋さんの本を5~6冊ほどは購入したと思います

 

私がこの時三橋さんの主張に大きく魅かれたは、大きく分けると次の3つになります。

 

①日本経済に対する明るい展望を示してくれた

「こんなにも、日本経済は成長できると自信を持って言ってくれる人がいたなんて!」、それが当時僕が受けた感想でした。バブル崩壊をきっかけに(正確にはバブル崩壊後の数年後ごろからですが)、日本経済の将来に対して悲観的な事しか言わないマスコミ・知識人(そして一般国民自身も)の意見を真っ向から否定し、分かりやすく簡単な言葉で、「日本経済は成長できる・そして日本は再び世界に完たる経済大国になれる」と説明してくれるため、私自身も6年経った今でも「日本は成長できる」と確信できています。残念なことに、6年経った今でも「日本は人口減少するから・・」「国の借金が大変だから・・」「経済成長神話は終わった・・」と言う考えの日本人が多数派です(三橋さん的に言えば、「日本は成長しない」という考えこそ神話!)。歪んだ考え方かもしれませんが、「三橋さんに教えてもらった僕は正しい経済観を知っている少数派!」という形で、日本経済への見方だけでなく僕自身にも今でも自信を与えてくれていると言っても過言ではありません。

 

②日本経済の展望の明るさに対して具体的な根拠を示してくれた。

いくら前向きな事を言ってみたところで、根拠を示されなければなかなか納得いかないと思います。三橋さんは、少なくとも僕には非常に納得いく形で根拠を示してくれました。

日本は国の借金が多すぎて財政破綻する→自国通貨立ての負債で破綻した例は無い。国の借金は正しくは「政府の負債」であり、家計や企業の借金と同様に「借金は返さないといけない物」というように論じることはできない。

社会保障費が足りなくなるので、消費税等を増税しないといけない→デフレ化の今日、増税をしたら経済成長に悪影響を与える。結果として、税金の源泉であるGDPの減少により、かえって税収は悪化する。

少子高齢化による人口減少によりデフレになり、経済成長が難しくなる→人口が減っても経済成長している例はある(ロシア・ドイツなど)。少子高齢化によって問題になるのは生産年齢人口の減少なので、デフレではなくむしろ将来的なインフレを誘発する。

官僚や公務員の数が多すぎるので減らさないといけない、給料も減らさないといけない。→多くは無いし、他の国と比べると少ない。また、デフレ化において給料を減らすと、公務員分の消費が減るのでデフレがさらに悪化する。

公共事業は無駄な道路・新幹線・ハコモノばかりできるし、十分作ったのでこれ以上作る必要はない→老朽化したインフラのメンテナンスにもっと費用をかけないといけない。また、地方はまだまだインフラが不十分であり、地方経済の発展のためにも、高速道路・新幹線の整備がまだまだ必要。勿論防災にかける費用もまだまだ必要。

人口の少ない地方に高速道路や新幹線を作っても赤字になるだけだし、作る意味が分からない→「東京一極集中」による地震など天災への脆弱さや、安全保障上の問題を考えると、「東京一極集中」解消の為、地方の発展の為にインフラ整備はまだまだ必要。また、黒字にならないとインフラ整備をしてはいけないという考えは、世界中で日本ぐらいしかもっていない。

等々、他にも書きたいことはたくさんありますが、代表的な三橋さんの主張は以下の感じです。特に、所謂財政破綻論」を否定して下さったことは、僕にとっては一番インパクトのある事でしたし、三橋さんの主張の核になっているとも言えます。

一億総中流」は復活できると確信できたこと。

小泉政権のころぐらいから、所謂「格差社会」 の問題が日本に影を落としていました。「グローバル化が進み、中国など人件費の安い国との競争があるから、これからの日本は非正規雇用を増やしていかないと立ち行けない。」そんな考えに未だに多くの日本人が毒されていると思いますが、それらは全て「思い込み」であると三橋さんは断じています。「経済成長+一億総中流」とは、いいとこどり過ぎる気がしますが、むしろこれが現実だと思います。日本のように人口が1億人を超え(先進国で1億人超えは日本だけ)、内需が十分大きな国は、国内の中間層を分厚く富ます事で経済成長を達成できる、シンプルですがとても納得のいく論法でありました。

所得格差は経済成長を鈍化させる|三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

因みに、「安い人件費の国との競争があるから、人件費を高くしたら世界の市場でやっていけない!」というのは、そもそも「日本は海外への輸出に大きく依存した経済構造」という偏見に基づいているとも言えます。

 

 

三橋さんの本に刺激を受けた僕は、大学を卒業する2013年に、「国土強靭化計画」について論じた卒論を書きました。「国土強靭化計画」とは、40数年前の田中角栄の「日本列島改造論」の現代版のような内容で、「日本列島改造論」と比較するとやや防災対策に趣を置いた内容にはなっていますが、防災の為の「国土の均衡ある発展」を謳い、そのための大規模なインフラ投資を掲げている点では、平成版「日本列島改造論」と言っても差支えないと思います。当時所属していた大学のゼミが教育経済学を専攻とするゼミで、勉強した内容とは全くと言っていいほど関係が無かったのですが、緩いゼミだったこともあり、こんな自己満足な卒論でも認めてもらえたことは

 

本日は簡単に、三橋貴明さんとその出会いについて語りました。三橋さんの本に出会ってから凡そ5年半、その間に民主党政権が終わり、「アベノミクス」の時代になりました。自民党員である三橋さんも最初は「アベノミクス」に大きく期待していたようですが、残念ながら期待を裏切られた感があり、今では安倍政権への批判に転じています(このお話をすると長くなってしまいますので、また別の機会にお話しししたいと思います)。そんなこんなで、せっかく三橋さんが言論活動を活発にしてもなかなか国民全体の意識が変わらず、政府の経済政策もいい方向に進まない今日ですが、それでも三橋さんはめげずに活動を続けられています。

私も三橋さんの影響を受けながら6年半、上記の卒論以外の事で三橋さんから学んだを発信する事は殆どありませんでした。三橋さんは経済塾もやられていて、熱心な方はそれに参加される方ていると思いますが、自分はそれに参加できているわけでもありません。しかし、今回ブログを続けていくネタ(ブログのネタだなんて、三橋さんに少し失礼かもしれませんが・・・)の1つとして、日本経済を良くする、ひいては日本を良くするための情報を発信できればなと思っています(何だかんだで最初に書いたトランプ大統領に関する記事も、三橋さんの影響を9割ほど受けて書いた物です(笑))。

 

そんなこんなですが、これからも記事を書き続けていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします(次の記事の目標は・・・、3月中!)。

 

 

「日本人は陰湿」という仮説

1週間に一度は書こうと思っていたのですが、前の記事からかれこれ3週間は経ってしまいました。

これ以上グダグダでいると2016年も終わってしまうかもしれませんので、ここは思い切って記事を書いてみます。

 

今日のネタは、ズバリ日本人論です。

先日、中国人から見た日本人について書かれた面白い記事を見つけました。

 

news.searchina.net

中国人から見ると、日本人の表裏のある感は、「何を考えているのか分かりずらい」を通り越して、「恐ろしい」と感じるようです。そして日本人の表裏のある感、もっと言えば日本人の「陰湿さ」が良くも悪くもあらわれてしまっているのが、ネットの世界ではないでしょうか。

去年の話ですが、ニコ生で地下鉄サリン事件20年を記念して、オウムを振り返る番組をやっておりました。そこに出演していた社会学者の宮台真司氏が、「アメリカにも日本の2ちゃんねるのような匿名掲示板サイトはあるが、欧米では匿名で書くのは卑怯だという観念が強く、日本と比べると利用者ははるかに少ない。。日本ではこの20年、不満をもつ若者は2ちゃんねるなどネット上で憂さ晴らしを出来るようになったから、昔のようにオウムみたいな団体に走ることはもう無くなったのでは」というような発言をしていました。

数年前、「ネット上の誹謗中傷が世界で一番ひどいのは日本ではないか」と個人的に思っていたことがあったのですが、この発言を聞いてとても腑に落ちた覚えがあります。勿論、ネット上の誹謗中傷は、世界各国で頭を悩ます問題には違いありません。一方で、2ちゃんねるのような匿名掲示板の隆盛は、専ら日本でしか見られない現象であるのも事実と思われます(調べつくしたわけではないので100%の自信はないですが、もし日本と同じような国がありましたら、情報を貰えるとありがたいです!)。インターネットの到来は、日本人の持つ「闇の側面」を暴いてしまったとも言えます。昔は「Noと言えない日本人」という言葉がありました。ネット時代の今日、それは「陰湿な日本人」という言葉に置き換わってもいいのかもしれません。

とはいえ、それは「マナーのいい・礼儀正しい・電車の時間は正確・品質は世界一・治安は世界一いい」という日本人の持つ良さが失われたことを意味しないと思います。少なくない人が、「日本のネットは酷い→日本人は劣化した・ダメになった」という短絡的な思考に走りがちです。しかし、日本のネットの現状は、日常のストレスの発散先として、ネットという格好の媒体が登場したという、ただそれだけの事ではないでしょうか。「国民性」というのは、長い歴史をかけて形成されるもので、数十年単位で良くなったり悪くなったりするものではないはずです’(世代の差という物はありますが、それは別の話になると思います)。ネットが暴き出した「日本人は陰湿」という側面について、今後も冷静な研究が進むことを望みます。

 

今日は、思い切って日本人論を書いてみました、如何でしたでしょうか?そのうち、世代論にも挑戦したいと思います。

 

 

2016年アメリカ大統領選 ~トランプ革命は起こるか~

こんにちは、けんろくと申します。

はじめて記事を書かせて頂きます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、記念すべき初記事ですが、今話題のネタ、ズバリ、ドナルド・トランプの大統領当選についてです。

2016年アメリカ合衆国大統領選挙 - Wikipedia

ホントは大統領選前日ぐらいに書こうかと思っておりました。

出遅れてしまって何番煎じだよ!という感じですが、

このトランプ大統領誕生という歴史的瞬間に関して、政治オタクとしてコメントを残しておきたく、記事を書かせていただきます。

 

話は少しさかのぼりますが、8年前のオバマVSマケインの時、「共和党にはネクスト・レーガンがいない」と共和党内で嘆かれている新聞記事を見たことがあります(定かではないですが、実家で読売と日経を取っていた為、読売だったと思います)。

レーガン大統領と言えば、80年代アメリカを象徴するような人物で、「強いアメリカの復活」の実現をめざし、ソ連との冷戦を実質的に終結に導いたと現在では称えられる、強いカリスマ性を持った大統領でした。

2008年当時、民主党オバマ・ヒラリーというカリスマ候補に恵まれていました。一方の共和党はブッシュ大統領の不人気に喘ぎ、さらに後継となる大統領候補もいまいちパッとしない、「レーガンのようなカリスマ性あふれる人物が共和党に現れないものか」、というのが当時の共和党内の空気だったようです。

 

そして8年後、見事に勝利をもぎ取り、かつ驚異的なカリスマ性にありふれた人物が共和党から登場しました。ドナルド・トランプ次期大統領です。

レーガンも当時としては異色の俳優出身の大統領でしたが、それでも大統領になる前にはカリフォルニア州知事を務めるなど、政治家としてのキャリアを経てきた人物です。対してトランプは、殆どもっぱら実業家やテレビ出演として有名になった人物で、歴代大統領でははじめて政治家のキャリアも軍人としてのキャリアも踏んでいない異色の経歴の持ち主です。

しかし、それ以上に注目すべきは、彼のそれまでの共和党主流派から大きく外れた政策・主張ではないでしょうか。

「アメリカ・ファースト(アメリカを第一に)」を掲げるトランプは、反グローバリズム・反新自由主義的路線を謳い、共和党の主流派から見れば、「民主党の主張ではないか」と思える内容です。「公立学校の授業料無償化」等を掲げ、「民主社会主義者」を自認していた民主党のサンダース候補の政策との近似性も良く指摘されます。

米大統領選で躍進する「極右」トランプと「極左」サンダースが示す「挑戦者ポジション」の可能性 | ハーバービジネスオンライン

 

また、あまり日本では報道されておりませんが、トランプは今後十年間で1兆ドル(約105兆円)を支出する公共投資の実施を計画する等、積極財政論者としても知られています。これもまた「小さな政府」をよしとする共和党主流派の本来の路線からは受け入れ難い主張です(トランプの財政政策については、とても興味を持っている内容なので、改めて別記事で論じていきたいと思っております)。

トランプの政策というと、日本のニュースでは日米の防衛負担費の問題や、日本の対米輸出に関する規制の懸念の問題ばかり論じられており、直接的に日本と関係のなさそうな問題はあまり顧みられない傾向にあります。しかし、彼の内政政策も含めて、アメリカを如何に変えようとしているのか、日本人はもっと注目していいと思います。トランプというとどうしても一連の過激発言・失言が注目されがちです。勿論、それらの発言も彼が人気を得てきた所以で決して軽視はできないですが、彼がどのような政策を実行に移そうとしているのか、そして、そこから日本は何が学べるのかについてもっと考えていってもいいと思います。

 

いろんな意味で型破りな大統領となった感のあるトランプであり、彼が大統領になることを受け入られらない人々による大規模なデモが今でも続いております(新しい大統領の誕生がここまで反感を買うのは、奴隷制度を巡って国内が本当に2分してしまったリンカーン以来かも知れません。)。彼らから見れば、トランプは単に品の無い大統領・マイノリティー排斥の大統領に見えるのかもしれません。

しかしながら、トランプ大統領の誕生は、36年前のレーガン大統領をはるかにしのぐ大きな意味を持つと僕は思います。長年貧富の格差が問題になってきたアメリカにおいて(皮肉にも、現在のアメリカの格差問題は、レーガン時代に端を発しています)、取り残された人々の不満がトランプをアメリカの最高権力の座に押し上げたとも言えます。

トランプが「トランプ革命」を巻き起こし、再び多くのアメリカ人が実感できる「偉大なアメリカ」を実現できるかどうか、日本人としても見守っていきたく思います。